【Tips】受注率を向上させるための「上申支援動画」を作るコツ
推奨環境:商談数 30件/月 〜
🌟こんな企業様におすすめ!
- 商談は好感触だが、上申段階で失注することが多い
- 決裁者が商談に参加せず、担当者経由の情報伝達に課題がある
- 社内稟議に時間がかかり、検討が長期化している
1. 動画構成イメージ(フロー図)

2. 動画構成の解説
B2Bの購買プロセスにおいて、現場担当者が納得しても、上申段階で承認が得られず失注するケースは全体の30-40%に及びます。これは、決裁者が商談に参加していないため、価値が正確に伝わらない、決裁者特有の視点(ROI、リスク、他社比較等)での情報が不足している、といった要因によるものです。
上申支援動画を活用することで、担当者は決裁者のタイプや関心事項に応じた最適な情報を、動画という説得力のある形式で共有できます。これにより、決裁者は自分のペースで情報を確認でき、疑問点も動画内で解消されるため、承認率が大幅に向上します。
また、稟議書作成に必要な情報も体系的に提供することで、担当者の負担を軽減しながら、質の高い社内提案を実現できます。
3. この構成の動画を活用した事例
- 上申成功率を73%に向上させたU社様
SaaSプラットフォームを提供するU社様は、商談での合意率は高いものの、上申段階での承認率が35%と低く、多くの案件を失注していました。
上申支援動画を導入し、特に「CFO向け投資対効果説明」と「CTO向け技術仕様説明」を充実させました。各動画には、同業他社の導入事例と具体的な改善数値を盛り込み、説得力を強化しました。 さらに、「よくある反対意見への回答集」を動画化し、担当者が上司からの質問に即座に答えられるようサポート。
結果として、上申成功率が73%まで向上し、失注理由の「社内承認が得られなかった」が60%から15%に激減しました。

- 稟議期間を25日から10日に短縮したV社様
製造業向けIoTソリューションのV社様では、技術的に複雑な製品のため、担当者が決裁者に価値を説明することが困難で、稟議に平均25日かかっていました。
LOOV導入により、「経営層向け:工場の見える化がもたらす経営インパクト(5分)」「現場向け:日々の業務がどう変わるか(10分)」など、視聴者別に最適化された動画を作成。 特に効果的だったのは「稟議に必要な情報パート」で、担当者に対して稟議作成時に必要な情報群(他社事例やROIの算出式など)をまとめた動画を提供したことです。
これらの施策により、稟議期間が10日に短縮され、かつ承認率も45%から82%に大幅改善されました。

4. 作成時のポイント
- 決裁者は時間がないため、最重要情報を冒頭90秒にまとめる
- 経営層向けは「ビジネスインパクト」、管理職向けは「部門KPI改善」にフォーカス
- 数字とグラフを多用し、感覚的でなく論理的に訴求する
- 同業他社や競合の事例を含め、「乗り遅れるリスク」も訴求